FXのスワップポイントとは?仕組み・計算方法・税金を解説

FXのスワップポイントとは、2つの通貨の金利差から生まれる受け払いのことで、ポジションを翌営業日へ持ち越すたびに発生します。

受け取りになる場合も支払いになる場合もあり、為替レートの変動による損益とは別に積み上がります。

この記事では、仕組み、付与のタイミング、計算方法、リスク、税金、スワップポイントだけで生活できるかまでを国内FXの前提でわかりやすくまとめました。

数値は2026年10月11日時点で公式ページを確認したもので、日々変わる値には日付を添えています。

本記事にはプロモーションが含まれます。

スワップポイントの要点
  • スワップポイントは2つの通貨の金利差を調整する受け払いで、為替差損益とは別に発生する
  • 高金利通貨の買いは受け取り、売りは支払いで、金利差が逆転すると向きも逆になる
  • ポジションを翌営業日へ持ち越すと発生し、水曜日の持ち越し分は原則3日分が付与される
  • 概算式は「保有数量×金利差÷365×為替レート」で、米ドル/円1万通貨なら1日あたり約119円(金利差2.75%・1ドル=158円と仮定)
  • 米ドル/円の買いスワップは3社で1日あたり114〜120円、売りは-123〜-154円と会社ごとに差がある〔2026年10月〕
  • 主なリスクは為替差損・金利差の縮小・ロスカットで、米ドル/円は約2.6%の円高で1年分のスワップが消える(松井証券の想定)
  • 国内FXは申告分離課税(税率20.315%)で、給与所得者は他の所得が年20万円を超えると申告が必要
  • 月10万円を米ドル/円のスワップで得るには取引金額で約4,600万円分が必要で、生活費の一部を補う使い方が現実的
目次

スワップポイントとは

スワップポイントとは、2つの通貨の金利差を調整するために発生する受け払いのことです。

買った通貨の金利を受け取り、売った通貨の金利を支払う差額にあたり、為替差益とは別の損益になります。

受け取りにも支払いにもなる点が、預金の利息との大きな違いです。

まずは、スワップポイントが生まれる仕組みから整理します。

通貨間の金利差を受け払いする仕組み

FXは通貨を買うと同時に別の通貨を売る取引で、米ドル/円なら米ドルを買って円を売る形になります。

このとき、買った通貨の金利は受け取りに、売った通貨の金利は支払いになり、その金利の差額がスワップポイントです。

各国の金利は政策金利を基準に動くため、金利差が大きいほどスワップポイントも大きくなる傾向があります。

ただし、実際の水準は政策金利そのままではなく、FX会社が通貨ペアごとに決めて提示します。

高金利通貨を買うと受け取り、売ると支払い

円は金利の低い通貨のため、金利の高い通貨を買って円を売ると、スワップポイントは受け取りになります。

2026年10月時点では、日本の政策金利が1.25%程度(2026年9月18日の日本銀行の決定)、米国の誘導目標が3.75〜4.00%(2026年9月16日のFOMC)で、米ドル/円の買いは受け取り側です。

反対に、金利の高い通貨を売って円を買うと、スワップポイントは支払いになります。

金利の関係買いポジション売りポジション
米ドルの金利が円より高い(現在の水準)受け取り支払い
米ドルの金利が円より低い(金利差が逆転した場合)支払い受け取り
米ドル/円を例にした、金利の高低とスワップポイントの受け払いの関係

金利の高低が入れ替われば受け払いの向きも逆になるため、いま受け取れる通貨ペアが将来も受け取れるとは限りません。

為替差益とは別に得られる利益

FXの損益は、為替差損益とスワップポイントの合計で決まります。

為替レートが動かなくても、ポジションを持ち越せばスワップポイントの受け払いが発生する点が特徴です。

ただし、為替差損がスワップポイントの受け取りを上回ると、全体では損失になります。

FXそのものの仕組みは「FXとは?仕組みとリスク」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

外貨預金の金利との違い

外貨預金も金利を受け取れる点はスワップポイントと似ていますが、取引の仕組みは異なります。

外貨預金は通貨を買って預ける取引で、金利を受け取るのが基本です。

FXは買いからも売りからも取引でき、証拠金を預けてその何倍もの金額を動かす、レバレッジ取引が前提になります。

そのため、FXでは受け取りだけでなく支払いも発生し、持ち方によっては金利差がコストになる場合もあります。

預金の利息と同じ感覚で、スワップポイントは受け取れるものだと決めつけないことが大切です。

同じ通貨ペアでもFX会社で水準が異なる

同じ通貨ペアでも、スワップポイントの水準はFX会社によって異なります。

各社が取引の相手となる金融機関(カバー先)や方針に応じて、受取額と支払額を決めているためです。

項目松井証券外為どっとコムDMM FX
公式の日付表示取引日10月8日10月8日受取日10月9日
付与日数1日分1日分1日分
買いスワップ114円117円120円
売りスワップ-154円-142円-123円
買いと売りの差40円25円3円
米ドル/円のスワップポイント(1万通貨あたり・1日分)の比較〔2026年10月11日に各社の公式ページで確認〕

買いは1日あたり114〜120円と近い水準ですが、売りは-123〜-154円と会社による差が大きく開いています。

買いの受取額と売りの支払額の差も会社ごとに違うため、比較するときは両方向の数字を見ることが欠かせません。

会社ごとの比較の観点は、後半の「スワップポイント狙いのFX会社の選び方」で整理します。

スワップポイントが付与されるタイミング

スワップポイントがいつもらえるかは、ポジションを翌営業日へ持ち越したかどうかで決まり、水曜日の持ち越し分は原則として3日分がまとめて付与されます。

発生の仕組みは各社で共通していますが、受け取りや精算の方法はFX会社ごとに異なります。

最初の条件は、ポジションを持ち越したかどうかです。

翌営業日へのロールオーバーで発生する

FXでは、保有しているポジションを翌営業日に持ち越す手続きを、ロールオーバーといいます。

スワップポイントは、このロールオーバーのときに建玉へ付与される仕組みです。

切り替わりの基準はニューヨーク市場のクローズで、日本時間では夏時間と冬時間で1時間ずれます。

付与の時刻は会社ごとに違い、松井証券は取引終了後のメンテナンス終了時刻(夏時間6:10、冬時間7:10)以降です。

SBI FXトレードは各営業日の取引終了時点(夏時間5:30、冬時間6:30)で、取引口座に反映されると案内しています。

この時刻をまたいで保有していたかどうかが、受け払いが発生する分かれ目になります。

日をまたがない取引では付与されない

ロールオーバーを経ない取引では、スワップポイントは発生しません。

同じ日のうちに決済するスキャルピングやデイトレードのように、日をまたがない取引では受け取りも支払いもありません。

日をまたいで持ち越すと、金利差の向きによっては支払いが発生するため、持ち越すか決済するかで損益が変わります。

スワップポイントを目的にするなら、数日から数か月単位でポジションを持つ運用が前提です。

水曜日は原則3日分のスワップが付与される

外国為替取引は取引から2営業日後に通貨を受け渡す決まりで、スワップポイントは受渡日のずれを調整する仕組みです。

水曜日に持ち越したポジションは受渡日が金曜日から月曜日へ移るため、土曜・日曜を含む3日分が付与されるのが原則です。

DMM FXのスワップカレンダーにも、土日分のスワップポイントは水曜日から木曜日へのロールオーバーで原則として木曜日に付与されると記載されています。

受取日付与日数買いスワップ売りスワップ
10月9日(金)1日分120円-123円
10月1日(木)3日分357円-366円
10月8日(木)4日分476円-488円
9月17日(木)6日分660円-678円
DMM FXの米ドル/円スワップカレンダー(受取日別・1Lotあたり)〔2026年10月11日確認〕

木曜日の付与日数は、通常の3日分のほか、各国の祝日の影響で4日分や6日分になる週もあります。

水曜日の持ち越しでは受け取りが3日分に増える一方、支払い側のポジションも3日分に増える点を忘れないでください。

受け取り・精算のタイミングはFX会社で異なる

スワップポイントが発生する条件は共通でも、実際に受け取れる時点や精算の方法は会社ごとに異なる点に注意が必要です。

ポジションを決済したときに精算する方式のほか、決済しなくても現金化できるスワップ振替などの方式があります。

会社受け取り・精算の方法補足
松井証券建玉の決済またはスワップ振替で精算ロールオーバーごとに発生
DMM FXポジションを決済せず、スワップポイントのみ受け取り(出金)できる課税対象になるのは決済またはスワップ受取の時点
外為どっとコムスワップ振替でポジションを決済せずに現金化でき、自動振替・再投資の設定もある付与の考え方は同社の付与ルールのページで解説
みんなのFX決済前でも受け取れると案内同社のスワップポイント解説ページの記載
FX会社ごとのスワップポイントの受け取り・精算方法〔2026年10月11日に各社の公式ページで確認〕

決済せずに受け取れるか、受け取った分を証拠金に回せるかで、資金の使い方や課税の時点が変わります。

口座を開く前に、受け取りの方法を各社の公式ページで確認してください。

スワップポイントの計算方法

スワップポイントの概算は、保有数量・金利差・為替レートの3つから計算できます。

この章では、計算式、米ドル/円での計算例、公式カレンダーでの確認、試算ツール、利回りの順にまとめます。

式そのものはシンプルで、見るべき数字は3つだけです。

1日あたりのスワップポイントの計算式

1日あたりのスワップポイントの概算式は、保有数量×金利差÷365×為替レートです。

スワップポイント(1日)=保有数量×金利差÷365×為替レート

金利差は、買う通貨の金利から売る通貨の金利を引いた値で、年率のパーセントで表します。

÷365は年間の金利差を1日分に直す計算で、為替レートを掛けると円に換算できます。

この式は目安であり、各社の計算基準や適用する金利によって実際の額は変わる点に注意してください。

米ドル/円で1万通貨を保有した場合の計算例

米ドル/円を1万通貨買った場合を、実際の数字で計算します。

前提は、米国の誘導目標の上限4.00%から日本の1.25%程度を引いた金利差2.75%と、1ドル=158円の為替レートです。

158円は計算しやすいように置いた仮定で、2026年10月上旬の水準に近い値です。

10,000通貨×2.75%÷365×158円で、1日あたりの目安は約119円になります。

30日保有すると約3,570円、1年間では約43,450円になる計算です。

実際の公式値は、前の章で見た3社の買いスワップが114〜120円で、概算に近い水準でした。

実際の付与額は各社のスワップカレンダーで確認する

計算式で求めた額は概算で、実際の付与額は各社のスワップカレンダーの数字と一致しません。

カレンダーには、通貨ペアごとの買いと売りの額、付与日数が日付別に載っています。

松井証券、DMM FX、外為どっとコム、SBI FXトレードは、いずれも公式サイトにスワップポイントカレンダーを置いているのが共通点です。

表示の単位が1万通貨か10万通貨かは通貨ペアや会社で異なり、日付が取引日か受取日かも会社ごとに違います。

数字を比べる前に、単位と日付の定義を確認する習慣をつけてください。

計算ツールで年間の受取額を試算できる

公式のシミュレーターを使うと、保有数量や期間を入れて受取額の目安を試算できます。

松井証券は「スワップポイントシミュレーション」、外為どっとコムは「トルコリラ/円長期投資シミュレータ」を公開しています。

資金やレバレッジ、期間を変えながら、運用のイメージをつかむ用途に向いたツールです。

ただしスワップポイントは日々変動するため、試算結果は将来の受取額を約束するものではありません。

必要証拠金から利回りを計算する

利回りは、年間のスワップポイントを投下する資金で割って確認します。

年間利回り(%)=年間のスワップポイント÷投下資金×100

松井証券のスワップポイント一覧は、最新の買スワップが1年間続いたと仮定した年間利回り(想定)を、レバレッジ1倍の値で表示しています。

米ドル/円は買スワップが114円なので、年間のスワップは約41,610円、利回りは約2.6%です。

同じ1万通貨でも、証拠金を取引金額の25分の1に抑えると必要証拠金は約6.3万円で、スワップ÷証拠金は約66%に見えます。

ただし為替が1%動くと取引金額は約1.6万円動き、証拠金の約25%にあたるため、見かけの利回りの高さはロスカットのリスクと表裏一体です。

各社の利回りランキングの確認先は、よくある質問で案内します。

スワップポイントが高い通貨ペアの特徴

スワップポイントが高くなりやすいのは、政策金利の高い新興国通貨と円を組み合わせた通貨ペアです。

一方で、金利の高い通貨は値動きも大きく、為替差損がスワップポイントを上回るリスクも抱えています。

高くなる理由は、円の金利水準にあります。

政策金利が高い新興国通貨と円の組み合わせ

日本の政策金利は1.25%程度と低いため、金利の高い通貨を買う組み合わせほどスワップポイントは大きくなります。

代表的なのは、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円などの通貨ペアです。

金利差が大きいぶん受取額は大きくなりやすい反面、金利の水準は各国の中央銀行の判断で変わります。

高金利の背景には、物価の上昇や通貨価値の不安定さがあることが多く、金利の高さはリスクの高さと裏表の関係です。

トルコリラ・メキシコペソ・ランド/円の違い

松井証券のスワップポイント一覧を例に、3通貨の水準を米ドル/円と並べます。

通貨ペア買スワップ売スワップ年間利回り(想定・買い)
トルコリラ/円24円-24円27.3%
南アフリカランド/円13円-13円5.0%
メキシコペソ/円11円-21円4.6%
米ドル/円114円-154円2.6%
松井証券のスワップポイント(1万通貨あたり・1日分。年間利回りはレバレッジ1倍の想定値)〔取引日2026年10月8日分・10月11日に公式ページで確認〕

金額は1万通貨あたりで取引金額が通貨ごとに違うため、通貨をまたぐ比較には年間利回りが向いています。

トルコリラ/円とランド/円は買いと売りが同額で、松井証券が受取額と支払額を同一にしている通貨ペアです。

トルコリラ/円は年間利回りが27.3%と突出していますが、高い利回りは通貨下落のリスクと表裏一体です。

ランド/円は資源国の通貨、メキシコペソ/円は米国経済との結びつきが強い通貨として知られ、いずれも米ドル/円より流動性が低い傾向があります。

米ドル/円のスワップポイントの特徴

米ドル/円は取引量が多い主要通貨で、流動性が高く、スプレッドが狭い通貨ペアです。

スワップポイントは新興国通貨より小さいものの、3社の公式値では買いで1日あたり114〜120円の受け取りです。

受取額は日米の金利差で動き、米国の金利が変わらないまま日本の金利が上がれば、買いの受取額は小さくなる方向に働きます。

前の章の比較表のとおり、会社ごとの差は買いでは小さく、売りで大きく開く傾向があります。

スワップポイント狙いで選ばれやすい通貨の条件

スワップポイント狙いで通貨を選ぶ条件は、金利差・為替の安定性・スプレッド・流動性の4つです。

金利差が大きいほど受取額は増えますが、為替が不安定な通貨は差損のリスクも大きくなります。

スプレッドが広いと取引を始めた時点でコストが先に出るため、スワップで回収するまでの期間が延びる点にも注意が必要です。

流動性が低い通貨は、相場が急変したときに希望する価格で決済しにくいケースもあります。

どの条件を重視するかは資金量と許容できる損失で変わるため、おすすめ通貨を1つに決めることはできません。

一覧・カレンダーで高い通貨ペアを探す方法

高い通貨ペアは、各社のスワップポイント一覧やカレンダーで探せます。

松井証券の一覧は、全通貨ペアのほか、高金利通貨ペアなどで絞り込めるのが特徴です。

一覧を見るときは、受取額だけでなく売りの支払額や付与日数を確認し、通貨単位(1万通貨か10万通貨か)をそろえて比べるのが基本です。

SBI FXトレードでは南アフリカランド、中国人民元、香港ドル、メキシコペソ、ロシアルーブルが10万通貨あたりの表示で、外為どっとコムも一部の通貨ペアを10万通貨あたりで表示しています。

各社の水準をまとめて見比べたいときは、「FX会社比較」が参考になります。

スワップポイント運用のメリット

スワップポイント運用の強みは、持ち続けるだけで受け取りが積み上がる点と、売買の手間が小さい点です。

どちらも金利差がプラスの間に限った話なので、次の章のデメリットとあわせて判断する必要があります。

1つ目のメリットは、受け取りが続く点です。

金利差がプラスなら保有するだけで毎日受け取れる

金利差がプラスの通貨ペアを買って持ち続けると、売買を繰り返さなくてもスワップポイントが毎営業日に積み上がります。

米ドル/円の買いなら、3社の公式値で1日あたり114〜120円の受け取りです。

チャートを見続けて売買のタイミングを探す必要がなく、本業の合間でも続けやすい運用です。

ただし受け取れるのは金利差がプラスの間だけで、政策金利が変われば水準も変わる点は前提になります。

中長期の運用で収益を積み上げやすい

スワップポイントは保有日数に比例して積み上がるため、数か月から数年単位で持つ運用と相性が良い収益です。

米ドル/円の買いスワップが1日114円のまま続けば、30日で3,420円、1年で41,610円になります。

日々の値動きに合わせて売買するスキャルピングと違い、スイングやポジショントレードのように長く持つスタイル向きの運用です。

ただし保有期間が長いほど、為替の変動やスワップ水準の変更を受ける回数も増えます。

スワップポイントで為替差損を補える場合がある

ポジションに為替差損が出ていても、受け取ったスワップポイントが差損の一部を補う場合があります。

例えば米ドル/円の買いで、1年間に約41,610円のスワップを受け取る間の為替差損が1万通貨あたり2万円にとどまれば、全体では約21,610円のプラスです。

ただし差損がスワップを上回れば全体で損失になるため、補えるのは小幅な値下がりの範囲に限られます。

スワップポイントがあることは含み損を抱え続ける理由にならず、決済の基準は別に決めておく必要があります。

株の配当や投信の分配金より頻度が高い

株式の配当は年1〜2回が一般的で、投資信託の分配金は商品ごとに決算の頻度が異なります。

これに対してスワップポイントは、ロールオーバーのたびに付与されるため、受け取りの頻度が高い収益です。

株の配当は企業の利益、スワップポイントは通貨間の金利差が原資で、性質は別物です。

スワップポイントは受け取りだけでなく支払いにもなりうるため、頻度が高いこと自体が有利とは限りません。

スワップポイント運用のデメリットと注意点

スワップポイント運用の注意点は、支払いの発生、金利差の縮小、為替変動、ロスカット、そして「おすすめしない」と言われる理由の5つです。

メリットと同じ分量で、受け取りが止まる場面や損失につながる場面を整理します。

最初に確認したいのは、支払いが発生するケースです。

売りポジションでは支払いが発生することがある

金利の高い通貨を売るポジションでは、スワップポイントを受け取るのではなく支払う側になります。

DMM FXの米ドル/円の売りは、2026年10月9日の受取日分で1日あたり-123円で、30日続けると約3,690円の支払いです。

保有が長くなるほど支払いが積み上がり、為替で利益が出ていても目減りします。

買いでも、金利差が逆転すれば支払いに変わるため、買いなら安心とは言い切れません。

金利差が縮小するとスワップポイントが減る

スワップポイントは金利差を反映するため、政策金利が変われば受取額も変わります。

日本の政策金利は、2026年1月23日の0.75%程度から段階的に引き上げられ、9月18日に1.25%程度になりました。

ほかの条件が同じなら、円の金利が上がるほど、円を売って外貨を買うポジションの受取額は小さくなる方向に働くのが基本です。

金利差が縮小したり逆転したりすると、受け取りが減るだけでなく、支払いに転じる可能性もあります。

松井証券や外為どっとコムの公式ページにも、金利差が縮小・逆転した場合に受け払いが入れ替わる可能性が注意書きとして載っています。

高金利通貨は為替変動リスクが大きい

為替差損がスワップポイントの受け取りを上回れば、ポジション全体では損失になります。

松井証券の年間利回り(想定)は、最新のスワップが1年間続いたと仮定した値で、同じ割合だけ為替が下落すると1年分のスワップが消える目安となる値です。

米ドル/円は約2.6%の円高で、メキシコペソ/円とランド/円は5%前後の下落で、1年分のスワップが相殺されます。

トルコリラ/円は約27%の下落で相殺されるため、利回りの高さのぶん、通貨そのものの下落リスクを織り込んで考えてください。

ここでの数字は、スワップの水準が変わらないと仮定した目安です。

高レバレッジのロスカットで受取が止まる

証拠金維持率が一定の水準を下回ると、ロスカットでポジションが強制的に決済されます。

ポジションが消えるため、以降のスワップポイントは受け取れず、為替差損も確定します。

レバレッジを高く設定するほど、小さな値動きで維持率が下がるため、ロスカットに近づきやすい点に注意が必要です。

レバレッジの仕組みや必要証拠金の計算は、「FXのレバレッジとは?」で解説しているので、参考にしてください。

スワップポイント狙いはおすすめしないと言われる理由

スワップポイント狙いが「おすすめしない」「やめとけ」と言われるのは、主に3つの理由があるためです。

理由起きること対策の考え方
為替差損値下がりがスワップの受け取りを上回り、損失になる通貨ペアと保有量を絞り、決済の基準を決めておく
金利変動金利差の縮小や逆転で、受け取りが減る、または支払いに変わる政策金利の動向を確認し、水準の変更に備える
ロスカット維持率の低下でポジションが強制決済され、受け取りも止まるレバレッジを抑え、維持率に余裕を持たせる
スワップポイント狙いが「おすすめしない」と言われる3つの理由と対策の考え方

いずれも、スワップポイントの受け取りだけを見て、リスクを見落としたときに起きる問題です。

裏返せば、仕組みを理解してリスクを管理できる人にとっては、条件次第で向き不向きがある運用になります。

資金に余裕があり、数年単位で持てる人には向く一方、短期間で結果を求める人には向きません。

スワップポイントにかかる税金と確定申告

国内FXで得たスワップポイントの利益は、為替差益とあわせて申告分離課税の対象になります。

課税される時点は会社の付与方式によって変わるため、制度と数値は日付つきで確認することが大切です。

税率の基本から押さえます。

国内FXの利益は申告分離課税の対象になる

国内の金融商品取引業者を通じた店頭FXの利益は、他の所得と分けて計算する申告分離課税の対象です。

課税対象の利益は、為替差益とスワップポイントによる利益の合計から、必要経費を引いた額です。

項目内容
所得区分・課税方式先物取引に係る雑所得等・申告分離課税
税率所得税15%+住民税5%+復興特別所得税(所得税額の2.1%)で、合計20.315%
損益通算取引所取引など、先物取引に係る雑所得等の範囲内で可能(給与所得などとは不可)
損失の繰越確定申告をすれば翌年以後3年間
国内FXの課税の基本〔国税庁の案内などをもとに2026年10月11日時点で作成〕

国税庁のタックスアンサーの案内では、令和9年(2027年)1月1日以後に生ずる所得について、復興特別所得税の税率が1.1%に引き下げられ、防衛特別所得税が併せて源泉徴収されるとされています。

この改正がFXの申告にどう反映されるかは、最新の国税庁の案内で確認してください。

店頭デリバティブ取引に該当しない取引は、一般に雑所得として総合課税となる点にも注意が必要です。

課税のタイミングはFX会社の付与方式で変わる

スワップポイントがいつ課税の対象になるかは、会社の付与方式によって変わる点に注意が必要です。

DMM FXの税金のページでは、ポジションの決済またはスワップの受取を行った時点の損益とスワップポイントが課税対象になると説明されています。

同じページには、1月1日から12月31日までに受け取らなかったスワップポイントと未決済ポジションの含み益は、その年の課税対象にならないとあります。

付与や精算の方式が異なる会社では、課税の時点も異なる場合があるため、一律に決済時とは言えません。

年をまたいで運用するときは、口座を開く会社の税務の説明を確認してください。

確定申告が必要になる利益の目安

会社員など給与を1か所から受け、全額が源泉徴収されている場合は、給与所得と退職所得以外の所得の合計が年間20万円を超えると確定申告が必要です。

この20万円は、為替差益とスワップポイントの利益から必要経費を引いた所得で判断します。

給与を2か所以上から受けている場合など、条件によって基準は変わります。

20万円以下でも住民税の申告が別の扱いになることがあるため、お住まいの市区町村にも確認してください。

要件の詳細は国税庁のタックスアンサー「給与所得者で確定申告が必要な人」で確認し、個別の税務判断は税務署や税理士に相談してください。

損失は翌年以後3年間繰り越して控除できる

年間の損益が損失になった場合は、確定申告をすることで翌年以後3年間にわたって繰り越せます。

繰り越した損失は、翌年以後3年内の各年分の先物取引に係る雑所得等の利益から控除できます。

損失が出た年に申告をしないと繰越控除を受けられないため、損失の年も確定申告が必要です。

取引所取引など同じ区分の取引とは損益通算できますが、給与所得など他の所得とは通算できません。

詳しい要件は、国税庁のタックスアンサー「外国為替証拠金取引(FX)の課税関係」で確認できます。

スワップポイント運用で利益を積み上げるコツ

スワップポイント運用で利益を積み上げるコツは、コストを抑えること、通貨を分散すること、ロスカットを避けることの3点に集約できます。

この章では5つの具体策を、リスク対策とセットで示します。

5つの具体策のうち、最初に取り上げるのはコストです。

スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ

スプレッドは売値と買値の差で、取引の開始時と決済時に実質的なコストになります。

米ドル/円のスプレッドが0.2銭なら、1万通貨の取引で出るコストは20円です。

スワップが1日あたり114〜120円入る場合、このコストは短期間で回収できますが、スプレッドが広い通貨ペアでは回収に時間がかかります。

売買の回数が少ないスワップ運用でも、始めと終わりのコストは一度ずつ発生します。

スプレッドの仕組みは「FXのスプレッドとは?」で解説しているので、参考にしてください。

高さと安定性のバランスで通貨を選ぶ

スワップポイントの高さだけで通貨を選ぶと、為替差損のリスクを見落としやすくなります。

高さと安定性のバランスを見るには、過去のスワップポイントの推移と、為替の値動きの両方を確認するのが基本です。

各社のスワップカレンダーには日付別の履歴が載っており、DMM FXはカレンダーより過去の分をPC版取引ツールの「スワップ履歴」で確認できます。

受取額が安定していても通貨が下落し続けていれば、運用全体ではマイナスになる点には注意が必要です。

レバレッジを抑えて証拠金維持率を高く保つ

スワップポイント運用では、ロスカットを避けることが最優先です。

そのために、レバレッジを抑えて証拠金維持率に余裕を持たせます。

証拠金維持率は有効証拠金を必要証拠金で割った割合で、低下するほどロスカットが近づきます。

維持率の目安を250〜300%以上とする見方もありますが、公式の基準ではなく一般論です。

例えば米ドル/円1万通貨(約158万円分)を実効レバレッジ5倍で持つなら、資金の目安は約31.6万円です。

複数の通貨ペアに分散して投資する

1つの通貨ペアに集中すると、その通貨の下落や政策金利の変更の影響をまともに受けます。

複数の通貨ペアに分けると、為替差損と金利変更のリスクを分散できます。

ただし、円に対して同じ方向に動く通貨を組み合わせても分散の効果は小さいため、値動きの性質が異なる通貨を選ぶことが条件です。

分散しても、すべての通貨が円高に動く局面では損失が重なる点は変わりません。

政策金利と経済指標の動向を定期的に確認する

政策金利の変更はスワップポイントの水準に直結するため、中央銀行の会合日程を確認する習慣が役立ちます。

2026年9月は、FOMCが16日、日本銀行の金融政策決定会合が17〜18日に開かれ、日米とも政策金利が引き上げられました。

会合の前後は為替が大きく動きやすいため、ポジションの量を調整する判断材料にもなります。

各国の物価や雇用などの経済指標は、次の政策金利の方向を占う手がかりです。

スワップポイントだけで生活できるかの現実性

スワップポイントだけでの生活は、理論上は不可能ではありませんが、現実的には難しい水準です。

月10万円でも数千万円分の取引金額が必要になるため、先に試算と理由を示します。

必要な資金は、年間利回りから逆算できます。

月10万円を得るために必要な資金の目安

月10万円は年間120万円にあたり、必要な保有数量は120万円を1万通貨あたりの年間スワップで割って求めます。

通貨ペア年間スワップ(1万通貨あたり)必要な保有数量取引金額の目安
米ドル/円約41,610円約28.8万通貨約4,600万円
南アフリカランド/円約4,745円約253万通貨約2,400万円
メキシコペソ/円約4,015円約299万通貨約2,600万円
トルコリラ/円約8,760円約137万通貨約440万円
年間120万円(月10万円)に必要な保有数量と取引金額の目安。松井証券の買スワップ〔取引日2026年10月8日分〕を365日で年換算し、取引金額は120万円÷年間利回り(想定)で算出〔2026年10月11日時点〕

取引金額の目安は、レバレッジ1倍で必要になる資金にあたります。

レバレッジ25倍を使えば米ドル/円の必要証拠金は約185万円まで下がりますが、ロスカットまでの余裕はほとんどありません。

月10万円を米ドル/円のスワップだけで得るには、取引金額で約4,600万円分の保有が必要です。

月30万円を目指す場合の資金とリスク

月30万円は年間360万円で、必要な保有数量も取引金額も月10万円の3倍になります。

米ドル/円なら約86.5万通貨、取引金額は約1.4億円で、25倍のレバレッジでも必要証拠金は約554万円です。

トルコリラ/円なら約411万通貨、取引金額は約1,300万円と少なく済みますが、約27%の下落で1年分のスワップが消える高リスクの通貨です。

保有量が大きいほど為替の変動による損益の額も大きくなり、米ドル/円で約1.4億円分を持てば、為替が1%動くだけで約140万円が増減します。

米ドル/円でスワップ生活を目指す場合

米ドル/円(ドル円)は流動性が高く、新興国通貨より値動きが穏やかな傾向があるため、スワップ運用の候補に挙がります。

ただし年間利回りは約2.6%にとどまり、受取額は日米の金利差で変わります。

米国の金利が下がるか日本の金利が上がれば、買いの受取額は小さくなり、必要な資金はさらに増える方向です。

月10万円に約4,600万円が必要という計算は、現在の金利差が続く前提のものです。

スワップポイント生活が無理と言われる理由

スワップポイントだけでの生活が無理と言われる理由は、必要資金の大きさ、金利変動、為替差損、ロスカットの4つです。

必要資金が大きいと元本の為替リスクも大きくなり、数%の下落で年間のスワップが消えます。

金利の変動で受取額が減れば、生活費を安定して確保することはできません。

ロスカットが起きると、受け取りが止まるだけでなく、資金そのものが減ります。

生活を支える収入源として当てにするには、変動する要素が多すぎるのが実情です。

生活費の一部を補う副収入として活用する

現実的な使い方は、他の収入を土台にして、生活費の一部を補う副収入として活用することです。

例えば月1万円を目標にする場合でも、米ドル/円では年間12万円を年間利回り約2.6%で割り、取引金額で約460万円分が必要です。

1通貨や100通貨など小さい単位で取引できる会社を選べば、自分の資金に合わせて保有量を調整できます。

まずは小さな保有量で、受け取りと支払いの動きを実際に確認する方法があります。

少額から始める方法は「FXはいくらから始められる?」で解説しているので、参考にしてください。

スワップポイント狙いのFX会社の選び方

スワップポイント狙いで会社を選ぶ比較軸は、買いと売りの差、決済前の受け取り、取引コスト、取扱通貨ペアと最小取引単位、カレンダーやシミュレーターの5点です。

特定の会社をすすめる章ではなく、比べるときの観点を整理します。

1つ目の軸は、買いと売りの差です。

買いと売りの差や一本値の有無を比べる

スワップポイントは受取額より支払額を多めに設定するのが一般的で、買いと売りが同額の「一本値」は少数派です。

前の章で見た米ドル/円では、買いと売りの差が松井証券で40円、外為どっとコムで25円、DMM FXで3円でした。

松井証券は、トルコリラ/円とランド/円に限り、受取額と支払額を同額にしています。

買いだけでなく売りも持つ可能性があるなら、両方向の数字を比べる必要があります。

決済前に受け取れるか・再投資できるかを確認する

スワップポイントを決済せずに受け取れるか、再投資できるかは、会社によって異なります。

DMM FXは決済せずにスワップポイントのみを出金でき、外為どっとコムはスワップ振替と、自動振替・再投資の設定を用意しています。

受け取りに決済が必要な方式では、ポジションを持ち続けたままスワップポイントを使えません。

受け取りの時点は課税の時点にも影響するため、税金の章で見たとおり、会社の説明を事前に確認してください。

スプレッドなど取引コストも合わせて確認する

スワップポイントが高くても、スプレッドが広いと取引コストで目減りします。

取引の開始時と決済時のスプレッドに加えて、取引手数料や入出金の手数料も確認することが欠かせません。

スプレッドが原則固定か変動か、時間帯による例外があるかも、会社ごとに違います。

通貨ペア別のスプレッドは「FXスプレッド比較」にまとめているので、参考にしてください。

取扱通貨ペアと最小取引単位を確認する

高金利通貨を取引したいなら、その通貨ペアを取り扱っているかを最初に確認します。

取扱通貨ペアは会社ごとに異なるため、狙う通貨ペアが取引できるかを公式の取引通貨一覧で調べてください。

最小取引単位は1通貨、100通貨、1,000通貨、1万通貨など会社で異なり、少額から始めるなら小さい単位が向きます。

単位が小さいほど保有量を細かく調整できるため、受取額と為替リスクを自分の資金に合わせやすくなります。

スワップカレンダーやシミュレーターの有無を見る

付与額の履歴を見られるカレンダーと試算できるシミュレーターがある会社は、運用計画を立てやすくなります。

カレンダーが日付別・通貨ペア別に見やすいか、シミュレーターで保有数量と期間を入力できるかも、比べるポイントです。

会社選びの確認チェックリスト
  • 米ドル/円などで買いと売りの両方の額を確認した
  • 決済前の受け取りやスワップ振替・再投資の可否を確認した
  • スプレッドや手数料などの取引コストを確認した
  • 狙う通貨ペアの取扱いと最小取引単位を確認した
  • スワップカレンダーやシミュレーターの有無を確認した

会社選びの全体像は「FX会社の選び方」で整理しているので、あわせて確認してください。

たとえばDMM FXは、ポジションを決済せずにスワップポイントだけを出金できる国内FX会社の一つです。

\クイック入金は約340の金融機関に対応/

DMM FX

  • クイック入金は約340の金融機関に対応
  • 最短即日で取引を始められる
  • FX取引高4年連続世界第1位※

※ファイナンス・マグネイト社調べ(2022〜2025年)

スワップポイントに関するよくある質問

スワップポイントについてよく寄せられる疑問に、1問ずつ答えます。

スワップポイントはいつもらえますか?

ポジションを翌営業日へ持ち越した時点で発生し、実際に受け取れる時点は会社ごとに異なります。松井証券は建玉の決済かスワップ振替で精算し、DMM FXは決済せずにスワップポイントのみ受け取れます。水曜日の持ち越し分は原則3日分です。

スワップポイントがマイナスになるのはどんなときですか?

金利の高い通貨を売っているときや、買いでも金利差が逆転したときに、スワップポイントは支払いになります。政策金利の変更で受け払いの向きが入れ替わる場合もあります。

デイトレードでもスワップポイントはもらえますか?

いいえ、日をまたがない取引ではスワップポイントは付与されません。ロールオーバーを経ない取引は、受け取りも支払いも発生しないためです。

スワップポイント狙いはおすすめしないと言われるのはなぜですか?

為替差損、金利変動、ロスカットの3つのリスクがあるためです。受け取りだけでなく損失も含めて判断する必要があり、資金に余裕があって長く持てる人に向く運用です。

スワップポイントで稼ぐリスクは何ですか?

主なリスクは、為替差損がスワップポイントを上回ること、金利差の縮小や逆転、ロスカットによる強制決済の3つです。高金利通貨ほど為替差損のリスクが大きく、レバレッジを高くするほどロスカットに近づきます。

スワップポイントが高い通貨ペアはどれですか?

政策金利の高い新興国通貨と円の組み合わせで高くなりやすく、松井証券の年間利回り(想定)はトルコリラ/円が27.3%、南アフリカランド/円が5.0%、メキシコペソ/円が4.6%、米ドル/円が2.6%でした〔取引日2026年10月8日分〕。利回りが高い通貨ほど為替変動のリスクも大きくなります。

スワップポイントの利回りランキングはどこで確認できますか?

松井証券のスワップポイント一覧のように、年間利回り(想定)を表示している公式ページで確認できます。同社の値は、最新のスワップが1年間続いた場合の利回りをレバレッジ1倍で示したものです。会社をまたいだ比較は、FX会社比較の記事でも確認してください。

スワップポイントの一覧はどこで確認できますか?

各社の公式サイトにあるスワップポイント一覧やスワップカレンダーで確認できます。松井証券、DMM FX、外為どっとコム、SBI FXトレードが公開しており、1万通貨か10万通貨かの単位や、取引日か受取日かの日付の定義は会社ごとに違います。

スワップポイントだけで生活することはできますか?

理論上は不可能ではありませんが、現実的には難しい水準です。月10万円を米ドル/円のスワップだけで得るには、取引金額で約4,600万円分の保有が必要という試算です。

スワップポイントの取引におすすめの会社はどこですか?

特定の1社を決めてすすめることはできませんが、買いと売りの差、決済前の受け取り、取引コスト、取扱通貨ペアと最小取引単位、カレンダーの有無の5点で比べると選びやすくなります。FX会社比較の記事に、スプレッドやスワップをまとめています。

米ドル/円のスワップポイントはFX会社でどれくらい違いますか?

買いは1日あたり114〜120円と近い水準ですが、売りは-123〜-154円と差があります〔松井証券・外為どっとコム・DMM FXの公式値、2026年10月〕。買いと売りの差も、松井証券が40円、外為どっとコムが25円、DMM FXが3円と会社ごとに異なります。

スワップポイントは決済しなくても受け取れますか?

会社によっては、決済しなくても受け取れます。DMM FXは決済せずにスワップポイントのみ受け取れ、外為どっとコムと松井証券にはスワップ振替があります。受け取りの方法や課税の時点は会社ごとに違うため、公式ページで確認してください。

スワップポイントは仕組みとリスクを理解して活用しよう

スワップポイントは、2つの通貨の金利差から生まれる受け払いで、為替差益とは別の収益源になります。

ただし、為替差損、金利差の縮小、ロスカットのリスクとセットで考えることが基本です。

受取額は米ドル/円の買いで1日あたり114〜120円にとどまり、スワップポイントだけで生活するには大きな資金が必要になります。

観点メリット注意点
受け取り金利差がプラスなら保有するだけで毎日積み上がる売りや金利差の逆転では支払いになる
運用売買の手間が小さく、中長期の運用に向く為替差損がスワップを上回ると損失になる
水準高金利通貨ほど受取額が大きい高金利通貨ほど為替変動とロスカットのリスクも大きい
税金国内FXは申告分離課税(20.315%)で、損失は3年間繰り越せる課税の時点は会社の付与方式で異なる
スワップポイント運用のメリットと注意点の整理〔2026年10月11日時点〕

口座の候補を絞りたいときは、「FXおすすめ口座10社の比較」が参考になります。

たとえば松井証券のFXは、1通貨単位から取引できる国内FX会社の一つです。

\1通貨から取引できる/

松井証券のFX1通貨から少額で始められる

松井証券のFX

  • 1通貨から取引できる
  • 米ドル/円は0.1銭(コアタイム・1,000通貨以内の成行等。通常0.2銭)
  • レバレッジは1倍〜25倍の4コースから選べる
リスクに関する注意
  • FXは元本が保証された取引ではなく、為替レートの変動により損失が生じることがあります。
  • レバレッジをかけた取引では、預けた証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。
  • スワップポイントは金利差の変動により日々変わり、受け取りが支払いに変わる場合があります。

この記事の執筆・調査

国内FX会社の公式サイトや金融庁の公開情報を確認し、数値には調査日を添えて掲載しています。

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