FXの始め方|初心者が口座開設から取引まで5ステップで解説

FX始め方

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「FXを始めてみたいけれど、何から手を付ければいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。口座開設や証拠金、レバレッジといった専門用語が並ぶと、それだけで難しく感じてしまいます。

この記事では、FXの始め方を5つのステップに分けて、必要なものや必要資金の目安、失敗しないための注意点まで順番に解説します。読み終えるころには、次に何をすればいいかが具体的にわかる状態を目指します。

FXの始め方の要点
  • FXは2つの通貨を交換し、為替差益やスワップポイントで利益を狙う取引
  • 始め方は「FX会社を選ぶ→口座開設→入金→通貨ペアを決める→注文」の5ステップ
  • 必要なものは本人確認書類・マイナンバー確認書類・入金用口座・スマホやパソコン
  • 最低取引単位は会社によって1通貨〜1万通貨まで幅があり、少額からでも始められる
  • 個人の最大レバレッジは25倍までと定められている
  • 少額・低レバレッジで始め、損切りラインを決めてから注文するのが失敗しないための基本
目次

FXとは

まずはFXがどのような取引なのか、基本の仕組みを確認します。より詳しい仕組みやリスクについては「FXとは?初心者でも分かる仕組みとリスク」でまとめて解説しているので、あわせて参考にしてください。

2つの通貨を交換して為替差益を狙う取引

FXとは、ある通貨を売って別の通貨を買う取引を通じて、為替レートの変動による差益を狙う金融商品です。たとえば1ドル=150円のときに米ドルを買い、1ドル=151円になったタイミングで売れば、差額の1円が利益になります。

実際の取引では証拠金と呼ばれる担保をFX会社に預け入れ、その何倍もの金額を動かす仕組みが使われています。この仕組みについては後述の「レバレッジ」で詳しく説明します。

買いからも売りからも取引できる

FXは通貨が値上がりする場面だけでなく、値下がりする場面でも利益を狙える点が特徴です。「売り」からポジションを持てば、レートが下がったタイミングで買い戻すことで差益が発生します。

株式投資では基本的に値上がりを待つ場面が中心になりますが、FXは相場が上下どちらに動いても取引のチャンスがあります。この点は株式との大きな違いのひとつです。

スワップポイントで金利差を受け取れる

2国間には金利差があり、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買う持ち高を保有していると、その差額をスワップポイントとして毎日受け取れます。反対に高金利通貨を売って低金利通貨を買う持ち高では、スワップポイントを支払う側になります。

スワップポイントは通貨ペアや保有方向、金融情勢によって日々変動するため、狙った通貨ペアの実際の数値はFX会社の公式サイトで確認してください。用語としての詳しい仕組みは、後述の基礎用語のH2でも改めて説明します。

平日24時間取引できる

外国為替市場はどこかの国が必ず開いているため、平日であればほぼ24時間取引が可能です。東京市場が閉まる時間帯はロンドン市場やニューヨーク市場が開いており、時差を通じて相場が途切れずつながっています。

そのため、日中は仕事をしている会社員の方でも、夜間にまとまった時間を取って取引しやすいのがFXの特徴です。ただし土日は市場が閉まっており、週明けにレートが大きく動くことがある点には注意が必要です。この点は後述の注意点でも取り上げます。

FXの始め方【5ステップ】

FXを始める手順は、大きく分けて5つのステップに整理できます。まずは全体の流れをつかみ、詳しい内容は後述の各H2で確認してください。

STEP1 FX会社を選ぶ

最初のステップは、口座を開設するFX会社を選ぶことです。スプレッドの狭さ・スワップポイント・最低取引単位・取引ツールの使いやすさなど、比較すべきポイントは複数あります。

初めてで選び方の基準がわからない場合は、後述の「FX会社の選び方」を先に読んでから戻ってくることをおすすめします。

STEP2 口座を開設する

会社を決めたら、公式サイトから口座開設を申し込みます。申し込みから本人確認・審査を経て口座開設が完了するまでの流れは、会社によって所要日数が異なります。

詳しい手順は後述の「FXの口座開設の手順」で4段階に分けて説明します。

STEP3 口座に入金する

口座開設が完了したら、取引に使う資金を入金します。即時入金サービスに対応している会社であれば、入金してすぐに取引を始められるのが一般的です。

入金方法や反映までの時間は会社ごとに異なるため、口座開設時に案内される公式情報を確認してください。いくら入金すればよいかの目安は、後述の「FXはいくらから始められる?」で解説します。

STEP4 取引する通貨ペアを決める

入金が完了したら、実際に取引する通貨ペアを選びます。初心者のうちは値動きの情報が多く取引量も多い主要通貨ペアから始めると、値動きの傾向をつかみやすくなります。

通貨ペアの選び方は後述の「FXの取引方法と通貨ペアの選び方」で詳しく説明します。

STEP5 注文を出して取引する

通貨ペアが決まったら、数量と注文方法を指定して発注します。ポジションを保有した後は、決済の注文を出すことで損益が確定します。

注文の種類や決済の操作については、後述の「FXの取引方法と通貨ペアの選び方」でまとめて解説します。

FXを始めるのに必要なもの

口座開設の申し込み前に、あらかじめ用意しておきたいものを確認しておきましょう。

本人確認書類とマイナンバー確認書類

口座開設には、運転免許証やマイナンバーカード(個人番号カード)などの本人確認書類に加えて、マイナンバーを確認できる書類の提出が必要です。顔写真付きの本人確認書類であれば1種類、顔写真がない書類の場合は2種類の提出を求められることが一般的です。

マイナンバー確認書類は、個人番号カード・通知カード・個人番号が記載された住民票の写しのいずれか1種類で足りるケースが多くなっています。書類の有効期限や、必要な種類・組み合わせは会社によって異なるため、申し込み前に各社の公式サイトで確認してください。

入金用の銀行口座

取引資金を入金するために、自分名義の銀行口座が必要です。インターネットバンキングに対応した口座であれば、即時入金サービスを使ってスムーズに資金を移せます。

出金時にも同じ口座を利用するのが一般的なので、普段から使っている口座を登録しておくと管理しやすくなります。

スマホまたはパソコン

取引には、取引ツールやアプリを利用できるスマホかパソコンのどちらかがあれば始められます。多くのFX会社はスマホアプリを提供しているため、パソコンを持っていなくても口座開設から取引まで完結させることが可能です。

チャート分析をじっくり行いたい場合は、画面の広いパソコンのほうが情報を確認しやすい面もあります。取引スタイルに応じて使い分けを検討してください。

取引に使う資金

最後に必要なのが、取引に充てる資金です。最低取引単位は会社によって1通貨から1万通貨まで幅があるため、必要な資金額も選ぶ会社によって変わります。

具体的な金額の目安は、次の「FXはいくらから始められる?」で詳しく解説します。

FXはいくらから始められる?必要資金の目安

FXは会社によって最低取引単位が異なるため、必要な資金の目安も変わってきます。ここでは基本的な考え方を整理します。

最低取引単位と必要証拠金の関係

必要な証拠金は、おおまかに「為替レート×取引数量÷レバレッジ」で計算できます。たとえば1ドル=150円のときに1万通貨を取引し、個人の上限であるレバレッジ25倍をかけた場合、必要な証拠金は150円×10,000通貨÷25=6万円が目安になります。

同じ条件で最低取引単位が1,000通貨の会社であれば必要証拠金は6千円、1通貨であれば6円が目安です。この試算はあくまで為替レートを仮定した概算であり、実際の必要証拠金は取引時点のレートと各社の証拠金率によって変わります。

最低取引単位必要証拠金の目安(レバレッジ25倍)
1通貨約6円
1,000通貨約6,000円
1万通貨約60,000円
1ドル=150円と仮定した場合の必要証拠金の試算〔2026年9月時点の考え方〕

1通貨から取引できるFX会社もある

国内FX会社の中には、1通貨単位から注文できるサービスを提供している会社もあります。数百円程度の少額からでも実際の取引を体験できるため、初めての方が値動きに慣れる目的で活用しやすい選び方です。

取扱通貨ペアや取引条件は会社によって異なるため、少額取引を重視する場合は後述の「おすすめのFX会社」もあわせて確認してください。

資金10万円で始める場合の考え方

資金10万円で始める場合、上の表の試算をもとにすると1万通貨単位の取引でも証拠金に余裕を持たせやすい資金規模といえます。証拠金維持率に余裕があるほど、一時的な逆行でロスカットになりにくくなります。

ただし、10万円をすべて証拠金として使い切るのではなく、一部を余力として残しておく考え方が安全です。証拠金維持率とロスカットの関係は、後述の基礎用語で改めて説明します。

少額でもレバレッジを抑えて取引する

資金が少額でも、必ずしも上限のレバレッジをかける必要はありません。実効レバレッジを低く抑えることで、資金に対する値動きの影響を小さくできます。

たとえば1通貨単位の取引であれば、少ない資金でも低いレバレッジを保ったまま取引を続けやすくなります。低レバレッジ運用の考え方は、後述の注意点でも取り上げます。

FX会社の選び方

FX会社を選ぶ際に比較しておきたい観点を整理します。それぞれの詳しい比較は、各テーマの比較記事で個別に取り上げます。

スプレッドの狭さを比較する

スプレッドは実質的な取引コストにあたるため、取引回数が多くなるほどスプレッドの差が損益に影響します。多くの会社は原則固定スプレッドを採用していますが、時間帯や相場急変時には例外的に広がることがあります。

詳しい会社別の数値は、スプレッド比較記事で改めて取り上げます。

スワップポイントの条件を比較する

ポジションを長期間保有する予定がある場合は、スワップポイントの水準も比較したいポイントです。通貨ペアや保有方向によって受け取れる金額が変わります。

スワップポイントは日々変動するため、最新の数値は各社の公式サイトかスワップ比較記事で確認してください。

最低取引単位と通貨ペア数を確認する

少額から始めたい場合は最低取引単位が小さい会社を、多様な通貨で取引したい場合は取扱通貨ペア数が多い会社を選ぶのが基本の考え方です。目的によって優先すべき条件が変わります。

詳しい比較は取引単位比較記事にまとめています。

取引ツール・スマホアプリの使いやすさを確認する

日々の取引で実際に触れるのは取引ツールやアプリです。チャートの見やすさや注文操作のわかりやすさは、会社によって差があります。

口座開設後にデモ取引で操作感を試せる会社もあるため、実際に使ってみてから本番の取引に進むのもひとつの方法です。詳しい比較はアプリ比較記事で取り上げます。

証券会社と専業FX会社の違いを知る

FXの取り扱い元には、証券会社が提供するFXサービスと、FXを専業とする会社の2種類があります。証券総合口座を持っている人は、その口座にFX口座を追加開設できるケースが多く、株式投資などとあわせて資産管理をしたい方に向いています。

一方、専業のFX会社は取引ツールや通貨ペアの豊富さに力を入れている場合が多く、FXの取引そのものを重視したい方に向いています。どちらが優れているというより、目的に応じて選ぶ観点です。

信託保全など投資家保護の仕組みを確認する

国内FX会社は金融商品取引業者として登録を受け、顧客から預かった資金を信託保全によって自己資産と分けて管理することが義務づけられています。これにより、会社の経営状況にかかわらず預けた資金が保護される仕組みが用意されています。

登録番号や信託保全先の具体的な内容は会社ごとに異なるため、口座開設前に各社の公式サイトの会社概要ページで確認しておくと安心です。

FXの口座開設の手順

口座開設は、大きく分けて4つの段階で進みます。

段階内容
1.申し込み公式サイトから氏名・住所等を入力し、本人確認書類を提出
2.本人確認提出書類の確認手続き
3.審査会社所定の審査(期間は会社により異なる)
4.口座開設完了ログイン情報の受け取り、入金・取引の開始
FX口座開設の基本的な流れ

申し込み

公式サイトの申し込みフォームから、氏名・住所・職業・投資経験などの基本情報を入力します。あわせて本人確認書類とマイナンバー確認書類をスマホのカメラなどで撮影し、アップロードします。

入力項目や書類提出の方法は会社によって多少異なりますが、多くの会社はオンラインだけで完結する申し込みフォームを用意しています。

本人確認

提出した書類をもとに、申込者本人であることの確認が行われます。オンライン完結型の本人確認サービスを採用している会社であれば、郵送のやり取りなしで手続きが進められる場合があります。

書類に不備があると確認に時間がかかることがあるため、有効期限内の書類を鮮明な状態でアップロードすることが大切です。

審査

本人確認が完了すると、会社所定の審査に進みます。審査にかかる期間は会社や申し込み状況によって異なるため、「必ず即日で開設できる」とは限らない点に注意してください。

審査の詳しい基準は非公開の会社が多く、申込内容に不備がなければ通常の手続きどおりに進みます。

口座開設完了

審査が完了すると、ログインIDやパスワードなどの取引口座情報が、郵送またはメールで案内されます。この情報を受け取ったら、口座への入金に進みます。

入金方法や反映時間の詳細は、口座開設完了時に案内される公式情報にしたがって確認してください。

FXの取引方法と通貨ペアの選び方

入金が済んだら、実際の取引方法を確認していきます。

初心者は主要通貨ペアから選ぶ

初めて取引する通貨ペアには、米ドル/円やユーロ/円など取引量が多く情報を集めやすい主要通貨ペアがおすすめです。値動きのニュースや解説記事が豊富にあるため、相場の背景を理解しながら取引を進めやすくなります。

取引に慣れてきたら、他の通貨ペアにも取引の幅を広げていく進め方が無理のない流れです。

売買のタイミングはチャートで判断する

売買のタイミングは、チャートに表示されるレートの推移を見ながら判断するのが基本です。過去の値動きのパターンやニュースなどのファンダメンタルズ情報を組み合わせて検討する方法もあります。

チャートの詳しい見方は専門的な内容になるため、別記事で改めて取り上げます。

注文の種類を選ぶ

FXの注文方法には、現在のレートですぐに売買する成行注文のほか、希望のレートを指定しておく指値注文や逆指値注文があります。あらかじめ注文を出しておけば、画面を見ていない時間帯でも希望のレートで売買できます。

それぞれの注文方法の使い分けは、成行注文・指値注文・逆指値注文の各記事で詳しく解説します。

新規注文の数量を設定して発注する

通貨ペアと注文方法を決めたら、取引数量を指定して発注します。数量が大きいほど必要証拠金も損益の振れ幅も大きくなるため、資金に見合った数量を設定することが重要です。

発注後は取引ツールの保有ポジション一覧に反映され、評価損益をリアルタイムで確認できます。

保有ポジションを決済する

利益を確定したいとき、または損失を限定したいときは、保有しているポジションを決済します。決済も成行注文や指値注文で行え、あらかじめ利益確定と損切りのレートを両方指定しておく注文方法もあります。

決済までを含めて一連の取引が完了し、損益が口座残高に反映されます。

FX初心者が最初に押さえたい基礎用語

取引を進めるうえで欠かせない基礎用語を、コンパクトに整理します。

スプレッドは売値と買値の差で実質コスト

スプレッドとは、通貨を買うときのレートと売るときのレートの差のことです。この差が実質的な取引コストにあたり、スプレッドが狭いほどコストを抑えて取引できます。

多くの会社は「銭」単位でスプレッドを表示しています。会社ごとの具体的な数値は、スプレッド比較記事で確認してください。

レバレッジで少額資金の何倍もの取引が可能

レバレッジとは、証拠金を担保に、その何倍もの金額の取引を可能にする仕組みです。国内FXでは、個人の最大レバレッジは25倍までと法令で定められています。

レバレッジを高くかけるほど少ない資金で大きな取引ができる一方、損失も同じ倍率で拡大します。レバレッジをどの程度かけるかは、資金管理の中でも特に重要な判断になります。

証拠金維持率が下がるとロスカットになる

保有しているポジションが含み損を抱えると、証拠金に対する評価額の割合である証拠金維持率が下がっていきます。証拠金維持率が一定の水準を下回ると、それ以上の損失拡大を防ぐために、FX会社がポジションを強制的に決済する「ロスカット」が執行されます。

ロスカットの基準となる証拠金維持率は会社によって異なるため、口座開設時に各社の取引ルールを確認しておくと安心です。

スワップポイントは通貨間の金利差から生じる

スワップポイントは、取引する2通貨の政策金利の差から生じる損益です。低金利通貨を売って高金利通貨を買うポジションを保有していれば、原則としてスワップポイントを受け取れます。

ただし各国の金融政策によって金利差は変動し、受け取る予定だったスワップポイントが減少したり、支払う側に変わったりすることもあります。長期保有を検討する際は、直近のスワップポイントの推移も確認しておきましょう。

FXの始め方で失敗しないための注意点

ここからは、初心者が特に押さえておきたい注意点を紹介します。

少額・低レバレッジから始める

取引に慣れないうちは、資金に対して低いレバレッジで取引を始めることをおすすめします。上限の25倍をかけると値動きの影響が大きくなり、思わぬ損失につながりやすくなります。

まずは実効レバレッジを数倍程度に抑えた取引から始め、値動きの感覚をつかんでから徐々に取引量を増やしていく進め方が無理がありません。

余裕を持った証拠金で取引する

必要証拠金ぎりぎりで取引を始めると、少しの逆行でもロスカットに近づいてしまうおそれがあります。証拠金維持率に余裕を持たせておくことで、一時的な値動きに慌てずに済みます。

入金した資金をすべて証拠金として使い切らず、一部を余力として残しておく考え方を意識してください。

損切りラインを決めてから注文する

ポジションを持つ前に、どこまで逆行したら決済するかという損切りラインを決めておくことが大切です。あらかじめ決めておくことで、含み損を見て判断が鈍る状況を避けられます。

逆指値注文を使えば、損切りラインに達した時点で自動的に決済されるよう設定できます。

週末の持ち越しには注意

外国為替市場は土日にお休みとなり、週明けに窓と呼ばれるレートの大きな変動が起きることがあります。週末をまたいでポジションを保有する場合は、この値動きのリスクを踏まえておく必要があります。

重要な経済指標の発表や要人発言が週明けに予定されている場合は、特に注意が必要です。

デモ取引で操作に慣れる

いきなり実際の資金で取引を始めるのが不安な場合は、デモ取引で操作方法を確認する方法もあります。仮想の資金を使って、注文から決済までの流れを実際の取引画面に近い環境で体験できます。

デモ取引の提供有無や利用条件は会社によって異なるため、口座開設前に公式サイトで確認してください。

利益には税金がかかる

FXの取引で得た利益は、給与所得などとは分けて計算する申告分離課税の対象です。所得税と復興特別所得税、住民税をあわせた税率は、他の所得の多寡にかかわらず一律とされています。

年間の損益によっては確定申告が必要になり、損失が出た年も翌年以後3年間は繰越控除の対象にできる場合があります。個別の税務判断は、国税庁の情報を確認したうえで、必要に応じて税務署や税理士に相談してください。

FXでいくら稼げる?目標別の必要資金と現実

「1日いくら稼げるか」は検索されることが多いテーマですが、確実に稼げる金額というものは存在しません。ここでは目標額に対してどの程度の値動きや資金規模が関係するのか、考え方として整理します。

1日1,000円・5,000円・1万円を目指す場合の必要資金

米ドル/円を1万通貨保有している場合、レートが1銭(0.01円)動くと損益は100円変化する計算になります。単純計算では、1日1,000円の損益は1万通貨で10銭前後、5,000円なら50銭前後の値動きが発生した場合に相当する規模感です。

損益=値動きの幅×取引数量

例:米ドル/円を1万通貨保有し、10銭(0.1円)動いた場合 → 0.1円×10,000通貨=1,000円。逆方向に動けば同じ額の損失になります

ただし相場が必ずその方向・その幅で動く保証はなく、逆方向に動けば同じ金額の損失にもなり得ます。取引数量を増やせば少ない値幅でも目標額に届きやすくなりますが、その分損失額も比例して大きくなる点は変わりません。

月10万円を目指す場合の必要資金

月10万円を目標にする場合も考え方は同じで、1回あたりの利益額と取引回数の掛け算で必要な値動きの規模が変わります。取引回数を増やすほど、スプレッドという実質コストが積み重なる点も考慮が必要です。

資金規模を大きくすれば必要な値幅は小さくて済みますが、その分損失が出たときの金額も大きくなります。目標額から逆算して資金や取引量を決めるのではなく、まずは無理のない資金で取引の感覚をつかむことを優先してください。

「FXはやめとけ」と言われる理由

「FXはやめとけ」という声の背景には、レバレッジをかけすぎて損失を広げてしまうケースがあることが挙げられます。証拠金以上の資金を動かせる仕組みは、利益だけでなく損失も拡大させます。

低レバレッジ・少額・損切りルールの徹底といった基本を守ることが、失敗を避けるための現実的な対策になります。この記事で紹介した注意点を踏まえたうえで、自分に合った資金管理で始めることが大切です。

FXの始め方に迷う人におすすめのFX会社

最後に、目的別にFX会社の特徴を紹介します。数値は執筆時点の公式情報にもとづいており、最新の条件は必ず各社の公式サイトで確認してください。

少額から始めたい人向けのFX会社

松井証券のFXは1通貨単位から取引できることが特徴のFX会社で、取扱通貨ペアは32あります。レバレッジも1倍・5倍・10倍・25倍の4コースから選べるため、少額かつ低いレバレッジで始めたい場合に使いやすい口座です。

まずは数百円程度の資金で値動きの感覚をつかみたい方に向いた選択肢です。

\100円から取引できる/

松井証券のFX1通貨から少額で始められる

松井証券のFX

  • 1通貨から取引できる
  • 米ドル/円は0.1銭(1,000通貨以内の成行等。通常0.2銭)
  • レバレッジは1倍〜25倍の4コースから選べる

スプレッドを重視する人向けのFX会社

GMOクリック証券の「FXネオ」は、米ドル/円のスプレッドが午前9時から翌午前3時までの時間帯で原則固定0.2銭と、狭い水準に設定されています。それ以外の時間帯はスプレッドが広がる設定になっているため、取引する時間帯もあわせて確認しておくとよいでしょう。

取扱通貨ペア数も20種類以上と幅があり、コストを抑えながら複数の通貨ペアを取引したい方に向いています。

スマホアプリで完結させたい人向けのFX会社

DMM FXは、スマホアプリ「スマホアプリ DMM FX」で口座開設から取引までを完結させやすいFX会社です。標準の取引単位は1万通貨ですが、ミニ通貨ペアを選べば1,000通貨単位からの取引にも対応しています。

パソコンを持っておらず、スマホだけで取引を進めたい方に向いた選択肢です。

\最短即日で取引スタートできる/

DMM FX

  • クイック入金は約340の金融機関に対応
  • 最短即日で取引を始められる
  • FX取引高4年連続世界第1位※

※ファイナンス・マグネイト社調べ(2022〜2025年)

楽天証券でFXを始める手順と注意点

楽天証券の「楽天FX」は、証券総合口座を持っていない場合でも最短5分で申し込みが完了すると案内されています。すでに楽天証券の証券総合口座を持っている場合は、ログイン後の手続きからFX口座を追加開設できます。

追加開設にかかる具体的な期間や、開設できない場合に考えられる原因(入力内容の不備や審査基準など)は公式サイトに明記が見当たらなかったため、不明な点があれば楽天証券のサポート窓口に直接確認することをおすすめします。

FXの始め方に関するよくある質問

FXの始め方について、よくある質問にまとめて回答します。

FX初心者がまずやることは?

まずはFX会社を選んで口座を開設し、少額の資金を入金して取引に慣れることが最初のステップです。本記事の「FXの始め方【5ステップ】」で流れを確認してから進めると迷いにくくなります。

FXを始めるのに必要なものは?

本人確認書類とマイナンバー確認書類、入金用の銀行口座、取引に使うスマホやパソコンが必要です。あわせて取引に充てる資金も用意しておきましょう。

FXはいくらから始められますか?

最低取引単位が1通貨のFX会社であれば、数百円程度の資金からでも取引を始められます。1万通貨単位が基本の会社では、レバレッジ25倍を使った場合で数万円程度の証拠金が目安になります。

FXで1日1000円稼ぐにはいくら必要ですか?

米ドル/円を1万通貨保有している場合、10銭前後の値動きで1,000円の損益になる計算です。ただし値動きは保証されたものではなく、逆方向に動けば同額の損失にもなり得ます。

FXで1日5000円稼ぐにはいくらの資金が必要ですか?

同じ考え方で試算すると、1万通貨保有の場合は50銭前後の値動きが目安になります。値動きの幅は相場状況によって変わるため、確実に得られる金額として捉えないようにしてください。

FXで月10万円稼ぐにはいくら必要ですか?

1回あたりの利益額と取引回数の掛け算で必要な値動きが変わるため、一概には言えません。資金規模を大きくするほど必要な値幅は小さくなりますが、損失時の金額も比例して大きくなります。

スマホだけでFXを始められますか?

多くのFX会社はスマホアプリを提供しており、口座開設の申し込みから取引までスマホだけで完結できます。パソコンがなくても始めやすい環境です。

パソコンがなくてもFXはできますか?

はい、スマホアプリに対応したFX会社であればパソコンがなくても取引できます。ただし画面が広いパソコンのほうが、チャート分析をじっくり行いたい場合には向いています。

楽天証券のFX口座は証券口座の開設後に追加できますか?

はい、楽天証券の証券総合口座を持っている場合は、ログイン後の手続きでFX口座を追加開設できます。具体的な所要期間は公式サイトに明記が見当たらないため、詳細はサポート窓口に確認してください。

楽天証券でFX口座を開設できないときの原因は?

入力内容の不備や、会社所定の審査基準に該当しないことなどが考えられますが、具体的な条件は公開されていません。開設できない場合は楽天証券のサポート窓口に直接問い合わせることをおすすめします。

高校生や大学生でもFXを始められますか?

口座開設には各FX会社が定める年齢条件や審査基準があり、未成年者の扱いは会社によって異なります。詳しい条件は各社の公式サイトの口座開設要件を確認してください。

海外FXと国内FXはどちらから始めるべきですか?

国内FXは個人のレバレッジが最大25倍までと定められ、国内の金融商品取引業者による監督のもとで運営されています。初めての方は、規制の仕組みがわかりやすい国内FXから検討するのがひとつの考え方です。

FXは少額・低レバレッジで始めて、会社選びから進めよう

FXは、2つの通貨を交換して為替差益やスワップポイントを狙う取引です。始め方は「FX会社を選ぶ→口座を開設する→入金する→通貨ペアを決める→注文する」という5つのステップで進み、必要なものも本人確認書類・マイナンバー確認書類・入金用口座・スマホやパソコンといたってシンプルです。

メリット注意点
1通貨から始められる会社があり、少額でスタートできるレバレッジをかけすぎると損失も拡大する
平日はほぼ24時間、買いからも売りからも取引できる週末を挟むとレートが大きく動くことがある
スワップポイントで金利差を受け取れる場合がある利益には申告分離課税がかかり、確定申告が必要になることがある
FXの始め方におけるメリットと注意点

最初の一歩でつまずきやすいのは、資金やレバレッジを大きくかけすぎてしまうことです。少額・低レバレッジで始め、損切りラインを決めてから注文するという基本を守りながら、自分に合ったFX会社を選ぶところから進めてみてください。

少額から始めるなら、1通貨単位で取引できる松井証券のFXが候補になります。

\レバレッジは1倍〜25倍の4コースから選べる/

松井証券のFX1通貨から少額で始められる

松井証券のFX

  • 1通貨から取引できる
  • 米ドル/円は0.1銭(1,000通貨以内の成行等。通常0.2銭)
  • レバレッジは1倍〜25倍の4コースから選べる
リスクに関する注意

FXはレバレッジを利用する取引であり、元本が保証されているものではありません。相場の変動によっては、預け入れた証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任において、無理のない資金の範囲で行ってください。

この記事の執筆・調査

国内FX会社の公式サイトや金融庁の公開情報を確認し、数値には調査日を添えて掲載しています。

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